シャンクの効果

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それでは、なぜ靴にはシャンクが必要なのでしょうか?
4つの効果について説明いたします。

足にかかる加重を支え衝撃を和らげる

 

歩行時に足にかかる加重はいくらだと思いますか?

 

体重の1.2〜1.5倍かかり、体重50kgの人なら1日5000歩歩くと約300トン分の負荷が足にかかっている計算になります。履いている靴にも同じことが起こっています。シャンクは足のアーチを支え、ここに体重がかかっても底に歪みが生じないように、ヒールと本底の接地点をつなぐ梁のような役目をしています。足にかかる荷重を支え、適度なバネ性で衝撃を和らげる効果があります。
 
 


靴のねじれを抑え、まっすぐ歩くをサポート

歩行時に靴がねじれると、どうなる?

 

シャンクはヒールとカウンター(かかとの芯材)そして靴本体とを固定し、靴のねじれ足のねじれを防止する役割を果たします。靴が地面に着地する際、靴がねじれ踵が左右にずれてしまうとまっすぐ歩く妨げになります。またこの動作を歩数と同じ数繰り返すと足首を痛める原因となります。
 
 


足運びを良くし、蹴り出す力のロスを抑える

ヒールとシャンクは相性バツグン!

 

ヒールの高さが全くない場合(スリッパのような状態)、体重は踵側に多くかかるため疲労が早くなります。適度なヒールの高さは、足底にかかる重量を分散する役割があります。ヒールとシャンクの効果で前方への重心移動が容易になり、踵の着地点を支点に中足部までの重心移動をサポートし足運びが良くなります。また蹴り出す際、曲げたい部分だけが曲がり、蹴り出す力のロスを抑えます。
 
 


綺麗が長持ち、靴の形状維持

靴が笑う!ってどういうこと?

 

ねじれを抑制し、曲げたい部分だけを曲げることで靴の形状を保つことができます。また、靴が中央付近で曲がってしまうと履き口が開きやすくなり、フィッティングや歩行に影響がでます。靴の履き口が開いてしまう事を業界用語で『靴が笑う』とも言います。踵部分のカウンター(踵の芯材)がしっかりしていて美しいトップライン(履き口)の靴を永く履きたいですね。
 
 


シャンクってなんだろう?
シャンクの効果からシャンクができるまでをご紹介します!