カブシキガイシャ タナカカネスケショウテン
株式会社 田中務補商店
田中務補(かねすけ)商店 名前の由来
『シャンクってなに?』という質問の次に多いのが『務補って誰?』という質問です。
創業者は田中彰(あきら)という名です。彰は 1942 年佐賀県の 川副町にて生まれ育ちました。戦中戦後の最中、極貧の少年期を過ごします。体が弱く働けない父に変わり母と一緒に街に行商に行ったり、お小遣いを稼ぐため学校帰りに麦畑の収穫の手伝いなどをしていたそうです。この頃より商いというものに触れていたのかもしれません。
彰が10 歳を 迎えた頃、両親に姓名判断から『務補』(かねすけ)という名前に変えられたそうです。画数だけで当て字に近い名前ですが、『出世』する名前だそうです。貧しいが故、『名前だけでも…』と考えたのかもしれません。しかしながら戸籍上は彰なので務補という名前を使うのは親戚くらいしかおりません。中学を卒業すると集団就職で大阪の堺にあるレストランで見習いコックとして働き出します。二十歳になる頃、神戸で先に靴の加工業をしていた兄の誘いで神戸で靴加工業をはじめました。その数年後、『田中商店』としてシャンクの製造をスタートさせますが、なかなか思うようには事業もうまくいきませんでした。最終的に『田中務補商店』と名前を変え現在に至ります。当て字で、覚えにくい社名ではありますが、私たちにとっては縁起の良い社名なのです。
会社のあゆみ
1964年 |
創業
創業者田中彰が神戸市須磨区に1坪の小さな部屋で商いを始める |
---|---|
1969年 |
工場完成
神戸市垂水区に靴バネ製造拠点となる小さな工場を建設 |
1986年 |
法人化および工場移転
11月21日株式会社田中務補商事及び株式会社田中務補商店を設立、神戸市長田区にて大型設備を充実させた新工場竣工 |
2003年 |
ドリームサプライ事業部の誕生
ドリームキャンドル開発でパーティーグッズ業界に参入 |
2006年 |
ドリームキャンドル販売開始
初代ドリームキャンドルの販売を開始 |
2011年 |
合併
2月11日株式会社田中務補商事は株式会社田中務補商店と合併 |
2022年 |
田中伸明が代表取締役に就任
4月1日、創業者田中彰が会長に就任、田中伸明は代表取締役に就任 |
会社概要
会社名 |
株式会社田中務補商店 |
---|---|
事業内容 |
シャンクの製造・販売
オリジナルパーティグッズ「ドリームキャンドル」の製造・販売 |
所在地 |
兵庫県神戸市長田区苅藻島町3-12-24
電話:078-681-4517 ファクス:078-651-3129 |
創業 |
1964年 |
株式会社設立 |
1986年11月21日 |
資本金 |
1,500万円 |
役員 |
代表取締役 田中伸明 |
取引銀行 |
神戸信用金庫 月見山支店 |
電車でお越しの方
神戸市営地下鉄 海岸線 苅藻島駅下車徒歩約10分
代表よりごあいさつ
代表取締役 田中伸明
弊社のあゆみをご覧いただきましてありがとうございます。
私は2021年に2代目社長に就任した田中伸明と申します。
3人兄弟の末っ子として生まれた私は、幼い頃から小さなシャンク工場の2階で暮らしており、毎日響くプレスの音と油の焼ける匂いの中で過ごしてきました。
父も母も共に一生懸命働き、従業員とも家族同然で過ごしてきたキラキラと輝く幼少期の思い出は、今でも鮮明に覚えています。
幼稚園のときに迎えた誕生日の記録には先生の代筆文字で将来の夢が記されております。
「ぼくは大きくなったらシャンク(タンク)屋さんになる!」
幼いながらも父が仕事する姿に憧れ、いつか自分も父の仕事を受け継ぎたいと考えたのでしょう。
私が現在の会社に入社したのは30歳になる年でした。
ちょうど前年に長女が生まれ、自分と家族の将来について真剣に考え始めた時です。
父は私に”夢と希望溢れる商品”を作るよう命じました。
そして【ドリームキャンドル】が誕生します。
父と二人三脚で開発した【ドリームキャンドル】は、おかげさまで大ヒット商品となります。
父が命じた”夢と希望溢れる商品”はかつて日本の経済成長を下支えした足元の靴に内蔵された【シャンク】であり、世の中に2つとない特別なお祝い品【ドリームキャンドル】でもあるのだと私は思っています。
我々の使命はこれからも”夢と希望溢れる商品”を作り続けることです。
創業者の思いを私が堅実に受け継ぎ、
みなさまに夢と希望をご提供し続けられる企業でありたいと思います。
田中務補商店
代表取締役 田中 伸明
写真左 田中彰
写真右 田中伸明 11歳の頃
建設中の工場屋上にて
ミッション・ビジョン・バリュー
Mission
わたしたちの使命
足元から人々の安全と健康を支える
Vision
わたしたちの志
業界と地場産業、日本のものづくりの発展に貢献する
Value
わたしたちの価値観
人と人との関係やつながりを大切にする